ロバ日記

薬殺という積極的安楽死

ちょっとおどろおどろしいタイトルですが、最近考えさせられる事が多く、まとめておきたいと思いまして。

ロバの「さくら」は横になってたり、立ってたり。小屋の中をのぞく時にドキドキします。
ちょっと馬の話を最初に。競争馬が骨折すると安楽死となる事が多いそうです。それは「稼げないから安楽死」という短絡的なものではなく、治療、症状緩和を行っても、結局苦しみながら最期を迎えてしまう為に、最終的な選択肢として選ばれる様です。

こちらにわかりやすく書いてあります。
馬の安楽死について。
ロバも馬と似た感じです。馬と違い500kgもありませんが、寝たきりになって生きていられる動物ではありません。
肺や腸など正常には働きませんし、床ずれもすぐに出来てしまいます。その状況は「くるみ」の時に痛い程よく分かりました。調べれば調べる程、切なくなりますね。「かわいそう」と延命治療をすればする程、苦痛を伴ってしまうんです。上のリンクのコメントにとてもうなづいてしまいました。

「安楽死」=「残酷」ではありませんよね。
また、「治療」=「必ずしも善」でもないと思いました。

優秀な馬であった為に安楽死すらさせてもらえず、無駄に延命させられた事例もあった様です。あえて「積極的」とつけたのは、対して「消極的安楽死」という言葉があるから。もっともこれは人間の話ですけどね。点滴などの延命処置をあえてやめる事で最期を迎える事ですね。「さくら」がまた寝たきりになった時、この選択をしなくてはならない時が来るかもしれません。ただ、表情や動きを見ながら苦痛で耐えられない状況でなければ、出来るだけ介護生活をしたいと思います。生き物を飼うって大変ですよね。でもそれだけの価値があると、私は思っています。

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