「こうやっていろいろ出かければいいんだよね…」
先日ご宿泊された方は、車椅子ユーザーを含むご家族です。
ご予約頂いた方の娘さん夫婦が、以前「和みの風」に宿泊されたようで、
ご紹介いただいたとの事。
ありがたいですね。
お母様も一緒のご旅行。
別々に住んでいるため、なかなか一緒になる時間がないそうです。
このようなメンバーでのお出かけは久しぶりなんだとか。
やはり久しぶりに顔を合わせると、会話にも花が咲きますね。
時折起こる笑い声が微笑ましく思えました。
車椅子ユーザーの方は、足が不自由になってからも沖縄まで旅行に行った事があるそうです。
ただ、何度も出かけるのは難しく、久しぶりのご旅行だそう。
入浴はご家族の見守りの予定でしたが、
お話ししているうちに、お手伝いすることになりました。
足が不自由なので浴槽への出入りが多少大変でしたが、トラブルもなく楽しむことが出来ましたよ。
「やっぱり旅行なんだからお風呂に入らないとな〜」
と満足そうに言われていたのが印象的でした。
入浴中でぽつりと一言、
「こうやっていろいろ出かければいいんだよね…。」
病気になってからだいぶ経っているようですが、なかなか外に出る機会がないとの事。
行こうと思えば行けるかもしれないけれど、気持ちがそうならないというのが本音のようです。
障害を持っても気軽に外に出る。
口で言うのは簡単なのですが、実際に行動するのはなかなか難しいものです。
ちょっと外出するという普段何気なく行っている事が、車椅子に乗ったとたんに難しくなります。
以前と同じような生活に戻るためには、
ご本人の中で変わらなければならない部分がありますし、社会が変わるべき点も多々あるでしょう。
後日、ご連絡してみると皆さんとてもご満足いただけたとご返答。
顔を合わせる事が少ないので、いいご旅行だったようですね。
ただ、旅行中車椅子用トイレがとても使いづらい所もあり、不自由したとお話ししていました。
「いい経験が出来ました」とも言われていたので、
この旅行をきっかけに、いろいろな場所に行けるといいですね。
「もも」と一緒にハイ、パチリ。
ご宿泊ありがとうございました。
気になる記事はありませんか?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。