リフレーミングとプラス思考
こんなラジオCM最近よく聞きます。
2年前に大流行りした、ACジャパンより。
(子供の走る音の後、すぐ電車の効果音)
子供役:お母さん、こっち!
男NR:元気な声でそう言った男の子が座ったのは、優先席でした。
私は少し違和感を覚えました。
母役:ここはね、座っちゃダメなの。
子供役:知ってるよ?だから僕ここが良い!
男NR:戸惑う母親に、男の子は続けました。
子供役:あのね、この席いつもみんなが譲らないから、
お爺ちゃんお婆ちゃんとか困っている人が座れないの。
だから、僕がこの席とっててあげるんだ!
(電車のドア開閉音、発車チャイム音)
男NR:次の駅でお婆さんが入ってくると、その子は嬉しそうに席を譲りました。
子供役:お席どうぞ!
お婆さん役:ありがとう
(BGM)
男NR:なるほど・・・優先席は気持ちよく譲るための席、と思えば良いんだ!
女NR:ふとしたきっかけで、人の考え方は変わります。
そんなきっかけになるような公共広告を、
ACジャパンは世の中に提案していきたいと思っています。
この男の子のした事の賛否は置いておくとして、
考え方を変えるきっかけを作るという意味ではとてもいいCMだと思います。
コップに半分入ったジュースを見て、
「まだ半分もある」のか
「もう半分しかない」と考えるかで大きく違います。
思い込みをやめて違った見方をすることを
「リフレーミング(reframing)」と言うそうです。
再度(re-)、考え方の枠(fram:フレーム)を作り直すって感じでしょうか。
「歩きづらくなった」と嘆く方がいれば、まだ一人で歩く事が出来るという事実や
話す事が出来るという残された能力に注目してもらう事も出来ます。
現実にはそう簡単に人は変わらないんですけど…。
プラス思考でリフレーミング出来るよう、周りを見ることも時にはいいのかもしれませんね。
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