体温計の音はどうしてあんなに小さいの?
訪問看護という仕事がらよく使う体温計。
測定後によく言われるのが、
「音なったの?」
そうです、終了の電子音が聞こえないんですよね。
たいていの体温計は「ピピッ」という小さな高い音。
高齢になれば小さな音が聞こえなくなるのはよく知られていますが、
高い音も聞こえにくくなります。
年配の方に話す時は、
少し声のトーンを下げて話すと聞き取りやすいとも言われていますね。
まぁ、私は何もしなくても通じやすいのですが。
もともと声もでかいし…。
体温計はいろいろあれど、
どれも音が小さくて高い。
高齢者が聞こえないのも当然です。
私はいつも「音が小さいから聞こえなくて当然ですよ」と返しますが、
どうしてあんな高い音なのでしょう。
電子音、またはエラー音などは本来、
人に聞き取りやすい様に出来ている様です。
言い方を変えると日常になく、不快に思う音。
つまり「イラッ」とする音を、あえて使っていると聞いたことがあります。
多くの人が聞こえてしまう音は、
高齢者には聞き取りづらいんですよね。
聞こえないから、終了する前に出されちゃうことがあります。
そしてエラー。
まぁまた計り直せばいいのですが、
もう少し高齢者に優しい体温計もあっていいと思います。
例えば…。
・もっと電子音が大きくて音の低いもの。
・終了すると、バイブレーションがかかるもの。
・昔の水銀を使用した形をして、水銀が液晶表示。ボタンはなく振ると戻る(笑)。
「最近は10秒で測れる」なんてのもありますが、
誤差が多いんです。
結局実測するので時間がかかってしまうんですね。
考えてみれば、
普通の人が体温計を使う時は、風邪をひいた時。
半分眠っている状態だからあんまり大きな音は使いにくいかなぁ。
「業務用体温計」なんてあるんだから、
「高齢者用体温計」があったっていい様な気もします。
水銀型電子体温計っておもしろいと思うんだけどなぁ。
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