ロバ日記

旅行に全く無関心な時に

要介護の親と旅に出たいと思ったら

要介護のご両親と旅行を楽しむヒントを連載中。

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よかれと思って旅行に誘ってみても、なかなか振り向いてくれないのが現実です。
こちらばかりが焦ってしまって、いい方向に全く進まず。
それってあまりいい事ではありません。
今回は少し別の角度から考えてみましょう。

実はタイミングも大事

あまりしつこく「行こう、行こう!」と誘っても、煩わしく思われるのが関の山です。
かえって意固地になって、逆効果の事も。

何かの話しをきっかけに、気を引くような事をさらっと伝えてみましょう。
全く反応を示さなければ深追いせずに。
ちょっとでも興味を見せたら、たたみかける様に。

「言ったって、いつも同じ反応ばかり…」と思われがちですが、気持ちの変化は必ずあります。
そこを見逃さず働きかけを続ける事が、きっかけをつかむコツかも知れません。

家族以外だったらあっさりその気に?

当たり前ですが、親と子の関係はもう何十年も続いていますよね。
だからこそ素直に受け入れられない気持ちになっている事も。
家族以外からの働きかけにより、案外気持ちの変化が生まれるかもしれません。

例えば医療者。
かかりつけの医師から勧められたら、どうでしょうか。
定期受診の時、こんな風に聞いてみたらいかがでしょう。
「先生、お父さんずっと家に閉じこもりっきりなんですけど、旅行とかどうですかね?」
状態にもよりますが、ほぼ間違いなく勧めてくれると思います。
その時のお父さんの反応、いつもと違うかもしれませんよ。

もし、訪問看護や訪問介護を利用しているのでしたら、
そういった方に促されたらどう反応するでしょう。
すぐに応じてくれないまでも、本当の行きたくない理由がわかるかもしれません。

あの人が行けたなら自分だって

特に男性はいくつになっても、対抗心が衰えない方がいます。
ディサービスでも人より負けたくないって運動する方いませんか?

周りをしっかり見ている方って多いですよ。
例えば、似たような状態の方が旅行した話しを聞くと、ちょっとした心の変化が。
「あの人が行けるんだったら自分だって行けるかな…」
対抗心をあおるのは、あまり良くないのかもしれませんが、
知り合いが旅行に出かけた話は、投げかけてみてもいいのではないでしょうか。

ちょっとした心の変化を積み重ねていくのも、一歩踏み出すためには有効です。

こんな荒技も

あまり勧められるものでもないのですが、実際はこういうケースが多いのかもしれません。
それは、「○月○日○○に行く!」と先に決めてしまうのです。
それまでにどうしたらいいかを逆算して、体力作りなどの準備をしていくという方法です。
強い反対がなければそのまま強行します。
その旅行に耐えられる体力があるかの確認や、
直前に「やっぱり絶対行かない」と反対されるリスクなど、
すんなり旅立てるかはわかりませんが、可能性は低くはありません。
ご本人とご家族の関係にもよるのですが、
行ったら「楽しかった」となってくれる事を期待して。
失敗したくないので、
準備がより慎重になりますけどね。

やはり焦らない事が大切です。
今行かなくては体調がより悪くなるかもしれないと
心配するのはわかります。
そんな時は、まず現状維持に努めましょう。

次項目  A-6 旅行に行きたいと思ったら、何から始めたらいいでしょうか
前項目  A-4 旅の意欲を高めるキーワードは「思い出」

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