ロバ日記

「原発反対!」はいいけれど…

東京電力によると
とりあえず6月3日まで行わないとなった計画停電。
本当に色々な影響を与えており、
これから夏になったらどうなるのかという不安も
強くなっていると思います。
もちろん、この原因は福島の原子力発電所が
使えなくなったから。
でもそれだけではないですよね。

火力発電所について聞かない不思議

「原発の必要性を感じさせるために、
計画停電をあえてしているんだ」
といった意見を聞いた事がありますが、
さすがにそれはないと思います。
計画停電のリスクはそれはそれは大きいもの。
亡くなる人が出てくる事くらい分かると思うんです。
本当に足りなくなってしまい、
突然起きる大規模停電を避けるためのの措置だったんだと思います。
ただ一点。
計画停電が始まった頃は
火力発電所が停止している事を、
ほとんどのメディアが報じていませんでした。
その頃調べてやっと見つけたのがこちら。
東日本巨大地震:首都圏の電力難、解消できない理由とは
ネタ元が朝鮮日報という所がとても興味深いですよね。
当時で5ケ所の火力発電所が使用できない状態でした。
電力不足の原因が、
火力発電所が使えないためでもあると知られたくなかったんですね。
この点については東電の圧力と考えて間違いないでしょう。
さすがの東電も朝鮮日報までは影響しなかった様です。
現在は火力発電所もだいぶ復旧し、
5000万kwまで持ち直した様です。
しっかり節電すればリスクの高い計画停電は
避けられるのではないでしょうか。

「原発反対!」はいいけれど…

原発問題が一向に収束しないこともあり、
原発反対運動が高まっています。
確かに危険ですよね。
何万年も放射能の危険にさらされる可能性なんて
考えただけでも恐ろしいです。
ただ、現実問題を考えた時に、
すぐに減らしていく事なんて出来るのかなぁと。
自然エネルギーだって大した発電量ではありません。
火力エネルギーだってCO2の問題で増やす事は出来ません。
「少しは減らせるけど、電気は必要。
でも原発はすぐになくすべき。」
なんて、ちょっと虫が良すぎる様な気がするんです。
原発を作る前ならまだしも、
作った後で、しかも事故が起きてから。
代替案がないのに反対だけ唱えてもな…、
というのが私の正直な感想でした。
「お願いしますから安全に運転を続けて、
そのうちに電力の新しい方向性を見つけて、
少しずつ原発を減らしていく」
というのが私の考え。
原発を「0」にするなんて、何十年もかかりそうですが。
むしろ最近恐ろしくなって来たのが、
海外の原発、特に中国です。
今回の事故で作業員の方達は、
それこそ命をかけて作業して下さっています。
本当に頭が下がります。
現在中国には11基の原発があります。
今回と同じ事がもし中国に起きたらどうなっていただろうかと。
正直信用できない国なので、
作業する人なんて現れず、
みんな逃げてしまうんではないかという心配があります。
危険だからという理由で、
大した知識もない人、もしくは犯罪者なんかに
平気で作業させたりする国ではないかと思ってしまうんです。
そっちの方がよっぽど怖いなぁと。

ピーク電力を補うためだけに原発を作って来た

なんて、不安にさせる様な事ばかり書いてしまいましたが、
ちゃんと対策を考えてくれている人もいるんですよ。
「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ
かなり詳しく書いてありますが、
気になったのが「需給調整契約
これは電力会社が、電気が足りないので「あまり使わないで」とお願いすると、
すぐに(もしくは1or3時間後に)使う電気を減らす事で、
電気料金が割引になる制度。
そんな制度があったんですね。
確かにこれを使えば計画停電は避けられそう。
さらにこちら。
「田中優さん緊急講演会」
2時間もある大変長い講義ですが、
とても聞きごたえがあります。
前半は原発事故にについて。
そして後半はこれからの電力について。
これを見て強く思ったのが、
「原発は電力ピークを補うために作られたもの」
ということ。
電力会社は
「皆さんがたくさん電気を使う時間があるので、
その時に停電にならない様、
安定した発電方法を作りたい。
そのために安全な原発が必要なんですよ。」
と言いたい感じですね。
「本当は儲かるからだけどね」という本音もありそうですが。
この情報が事実であれば、
・電力ピークをしのぐための対策は簡単。
・電力業界が「自然エネルギーは使えない」と洗脳してきた。
・放射線で汚染された畑は再生できる。
・変えるべきはその仕組み。
という事でしょうか。
鵜呑みにするのも危険なのかもしれませんが、
すごく前向きになれる講演です。
お時間のある時にどうぞ。
こんな風に、原発に変わるアイデアをどんどん出してくれるならば、
「原発反対!」も意味のある事だと思います。
感情論ではなく、
本当に変えるべき物なんなのか。
変えるために何をすべきなのか。
エネルギーの問題は
人間が生きていく上で必要な事。
節電ももちろん大事ですし、
資源を大切にする事だって重要。
一人ひとりが、もっともっと
意識していかなければならないと思います。
未来の日本にはこんな風力発電が当たり前の世界になるのでしょうか。

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コメント

    • babiru_22
    • 2011年 4月 15日

    和みの風さんと、概ね同じように感じています。
    田中優さん緊急講演会もじっくりと視聴しましたが、講演内容の受け取り方も人それぞれだと思いますし、全て鵜呑みにすべきではないとも思います。
    確かに「原発は電力ピークを補うために作られたもの」というのは間違いではないでしょう。
    僕が子供の頃は、停電というのも決して珍しいことではなく、停電時間が長かったこともありましたが、今は停電は殆どありません。
    昔に比べると停電の復旧も早くなっていますが、これも電力を多く発電してきていることにも繋がっているでしょうし、そうした背景事情にも原発が絡んでいます。
    原発の是非という問題も勿論大切ですし、原発の問題は、相当複数の問題が絡み合っていますから、それら一つ一つを考え、見つめ直していく必要があると思います。
    電力会社は電力の更なる普及のため、エコの名のもとで、オール電化住宅を推進してきましたし、詳しく情報公開をせず、いわば情報隠しをして、原発の安全性だけを言い続けてきましたが、こうした問題についても原発問題の部分的問題として、考えていくべき問題だとも思いますが、エネルギー問題についての意識改革はしていく必要性を感じますし、身近で日常生活には欠かすことができないエネルギーだからこそ、資源の大切や、そして広くは自然との調和というものも、個々に意識していくようになるべきだと思います。

    • 和みの風
    • 2011年 4月 15日

    コメントありがとうございます。
    私、今まで、
    原発については、
    それを欲している消費者が悪いと思っていました。
    でもどうもそれは間違っていた様ですね。
    この講演で自然エネルギーの今後についての信憑性は
    分からないにしても、
    電力会社の仕組み(料金設定)などについては
    正しいのだと思います。
    だとしたら、
    本当に自分たちの保身のために、
    一般消費者を洗脳し、
    利益を上げる仕組みをせっせと作っていったのだと思います。
    今まで、電力会社がどのような仕事っぷりだったのかを、
    ここで多くの人に知ってもらいたいと思う様になりましたよ。
    ピークのずらし方、
    送電線を担保にして自由売買を促すなど、
    すぐに出来そうな手法をいろいろ学べました。
    この大変な事態を期に、
    今までの仕組みを大きく変わる時が来たのだと思います。
    いや、変えるべきなのでしょうね。

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