「お客様」でなく「お客さん」と呼びたい
「お客様、いらっしゃいませ」
ホテルなどでスタッフの方が使う言葉です。
名前をお呼びするときも
高橋様、鈴木様と「様」をつける事がほとんどです。
「和みの風」ではお客様とは呼びません。
お客さんです。
高橋さん、鈴木さんとお呼びしています。
それは、「様」をつけるとかしこまりすぎる様な気がするので。
高橋様という言い方は変な壁が作ってしまうのではと思いまして。
私自身が呼ばれる方としても、
よそよそしい感じがして、
リラックスできない様な気がするんです。
宿の感想で「気さくなご主人~」と書いて頂く事が多いのですが、
こんな所にも現れているのかもしれませんね。
以前働いていた病院では、患者さんと呼んでいました。
ある時「患者様」と呼ぶ病院があることを知り、
とても違和感があったのを思い出しました。
看護を提供する立場としては、
「患者様」というべきなのかもしれませんが、
お互い気持ちを感じあえる患者と看護師の関係だからこそ、
「患者さん」と呼びたいと今も感じています。
たった一文字の違いですが、
そこに関係性が大きく関わっているんですね。
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コメント
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初めまして、今年の初夏から、更新の度に読んでいます。
私も「様」には違和感を覚えます。病院での「様」にはまだ慣れません。ですから、メールも書き出しは「さん」です。
「様」は一線を引いているような感じがするのです。
はじめまして。
いつも読んで頂きましてありがとうございます。
こうやってコメント頂けると、
さらに嬉しく思いますよ。
患者様を改めて調べてみたら、
国の通達があったそうですね。
http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/series/hatae/post_461.shtml
医療をサービス業にしてはいけないと思うんですよね。
そこには血の通ったやり取りが必ずあるものだと。
「親身になって考える」ためには一線をひいてはいけませんよね。
返信をありがとうございます。
実は、患者会の運営を手伝っています。末梢神経の自己免疫で「慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)です。患者は私でなくて家族です。今年の総会で今年度は何をしようかとみんなで考え、遊ぶことも大事だよね。車いすで遊べるところを機関誌に出そうよ。…という事になり、和みの風も紹介しました。それ以来ブログを読んでいます。
>「親身になって考える」ためには一線を引いてはいけませんよね。
本当にそうだと思います。
肝に銘じます。
あら、びっくりです。
機関誌で紹介して頂けたんですね。
もともとなかなか旅行に行けない方達を対象に宿を創って来たので、
こうやって紹介して頂けるととてもありがたいです。
CIDP…私も知りませんでした。
難病の1つなんですね。
仕事柄、難病の方にはよくお逢いしますよ。
日本語が壊れてる感じがします。客商売で「お客さん」なんて言うことがまかり通るなんて。「お客さん」 = カモ ってことです。