ロバ日記

十勝で起業・開業するために間違いなく必要なもの

先日ご宿泊された方、十勝でカフェの開業を考えているようです。
夢物語ではなく、少しずつ具体的な感じで。

お客様で「十勝で開業したい!」という方、時折いらっしゃいます。
昨年はパン屋さんを作りたいという方がいらっしゃいました。
私も10年前に開業したので、少しでも参考になればとその経験などをお話ししています。
開業について具体的な事は、ネットを開けばいくらでも出てくるので、
ここでは十勝らしい事を織り込みながら。

開業に求めるものは何でしょう?

そもそも、なぜ開業しようと思ったのでしょう。
開業ともなれば、カフェならコーヒー、パン屋ならパンを作るなどわかりやすい業務の他に、
お客様への対応、掃除、経理、宣伝、スタッフ教育…などなど、
多くの事をこなさなくてはなりません。
また、今の時代多くの業種にチェーン店が強みを持っており、個人事業は非常に困難な時代です。
にもかかわらず、人生をかけて飛び込んでみたいと考える理由は何でしょうか。

どんな苦労も乗り越えてみせる、
という覚悟がなければ安易に手を出さない方がいいのかもしれません。
ただ、「絶対にやってみせる」という勢いはとても大切であると思います。

なぜ十勝?

「十勝で開業したい」と考えるという事は、
恐らく食材や自然が魅力といった考え方からかと思います。
また、実家や現住所が十勝という方もいらっしゃるかもしれません。

まず、なぜ「十勝」なのでしょう。
帯広市は17万人都市と言われています。
周囲の音更町や芽室町はそれほどでもありませんが、人口は減少の一途をたどっています。
にもかかわらず、十勝で開業したいという理由は何なのか。
具体的に、アピール出来るものが必要ですね。
それは、銀行などに開業資金を融資してもらうためにも必要な要件です。

都会にあるようなカフェを作りたいのであれば、十勝ではなく札幌をお勧めします。
もちろん、競合相手も多いのですが、それ以上に人口は多くいます。
理想とするカフェを気に入ってくれる方も、多くいると思いますよ。

まず住みましょう

資金や具体的な行動については開業マニュアルにお任せするとして、十勝のお話を。
「十勝モンロー主義」という言葉があるのをご存知でしょうか。
十勝は自分たちで開拓してきたという自負が強いため、
地元への愛着心がとても強いという意味の言葉です。
仕事でも人付き合いも十勝管内で完結しようとするため、
人によっては「排他的」と評される場合も。
どう感じるかは人それぞれなので何ともいえないのですが、まずは住んでみる事をお勧めします。

札幌在住の方なら、通いながら事業を進めるという方法もありますが、
拠点を変える事ででいろいろ新しい面が見えてくるはずです。
人の動きや仕入れ先、商圏に住む方のニーズなど住んでみて初めてわかるという事も多いのです。
具体的な開業地の選定は、それらを知ってからでも遅くはないでしょう。

駐車場は絶対

十勝は車社会です。
歩いて10分のコンビニですら、車を走らせる方も多くいます。
ですので、駐車場は絶対に必要です。
駅前であれば必要ないと思うかもしれませんが、駅前を歩く人は実はまばら。
とても新たなビジネスを展開する場ではないと思います。

隣のお店と共同でも、何でもいいのでとにかく駐車場は必要です。
もし「駐車場はないので、バスでいらして下さい」と伝えたら、
その時点でかなり購買意欲を落としています。
バスなんて、多くても1時間に1〜2本しか来ませんので。

付け加えると、雪が降ったら除雪がついてきます。
1年にどんなに降っても回数は両手分にもなりませんが、一晩で多量に降る事もありしんどいです。
除雪車がこれほどありがたい物とは思いませんでした。
コストを考えたら、開業時から屋根付きの駐車場なんて贅沢は考えない方がいいと思いますよ。

移動にかかる時間が…

もし広い畑に憧れて、郊外に出店するとしたら、移動時間をじっくり調査した方がいいでしょう。
仕入れ先まで何分かかりますか?
ガソリンはどのくらい必要ですか?
景色は満点でも、仕入れに時間やガソリンを消費するようでは経済的にも負担が増します。

また、お子さんがいるとさらに問題です。
学校へは大概スクールバスで通うので問題ないのですが、
部活で遅くなったり、行事で変則的な登下校となると、間違いなく送迎です。
お友達の自宅が数km先なんて当たり前ですから、遊びにいくにも親の送迎が必要になります。
習い事や少年団に入った場合も同様です。
ご両親などが同居して出来るのであれば問題ないのですが、
マンパワー不足があるととても大変ですよ。

人生一度

「起業」する事はお金があれば誰でも出来ます。
しかし、それを続ける事は現代社会において、かなり難しくなっています。
私も宿を開業する際、「やめた方がいい」と諭された事がありました。

それでも、「やりたい」という気持ちがあれば、
努力する事を勧めます。
先ほども書いたように
「勢い」はとても大切なのです。
起業に憧れるのは、
自分の可能性に賭けてみたいからでしょう。

人を納得させられるだけの、
事業計画書が書けるようであれば
是非挑戦してみて下さい。
私でよければ、
経験談をいろいろお話し出来ますよ!

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