ある朝、「さくら」なんかよたよたしながら歩いています。
後ろ足がびっこひいている感じ。
よく見ていると夕方から夜にかけて
地面に座っている時間が長くなっています。
立ち上がる時もスムーズじゃない。
足がしびれている様な動きです。
ん?まさか…。
すぐに昨年2月にあった出来事を思い出してしまいました。
それは「さくら」の娘「くるみ」が立てなくなった事。
昨年の2月13日、急に立てなくなりました。
一度は回復しましたが、結局4月6日に亡くなってしまったのです。
立てなくなってしまった原因ははっきりとは分かりませんが、
寒さによって栄養が取られてしまい、
筋肉の発達が遅れてしまったための様です。
昨年とは違って、
濃厚飼料もあげる様にしました。
防寒にと嫌がる服も着せていました。
なのにどうして…。
あの介護生活が頭をよぎります。
「くるみ」でも大変だったのに、
「さくら」なんて体の向きを変えられないよぅ…。
一気に最悪の状態まで考えてしまうのは、
看護師の悪いクセですね。
よく見ると、おなかのあたりに雪がついています。
座っている時間が多いので、
地面からの冷気で凍ってしまったんですね。
寝わらを厚めに敷いて床から来る冷気を出来るだけ防ぎました。
ちょっと濃厚飼料を多めにあげたりして、様子を見ました。
数日後、床に座っている姿をほとんど見かけなくなりました。
足の運びもいい様です。
理由は寝わらでしょうか。
おそらく、座っている時はあるのでしょうが、
寝わらのおかげで暖かく過ごせ、
足のしびれがなく立ち上がりやすい様になったと。
何にせよ、ほっとしました。
防寒の服を嫌がり、
何度もはぎ取ってしまうなど困った所はいろいろありますが、
とりあえず元気そう。
いやぁ、本当によかった。
安心しました…。