医療と福祉

食物アレルギー 乗り越えて旅を

先日コラムの「のんびり、ゆったり、和みの風」のまとめを紹介しましたが、
第5回と、第15回が抜けていました(汗)。
今日はそちらのご紹介。

食物アレルギーというバリア
「旅の大きな楽しみは食事」、という方は少なくないことでしょう。十勝は肉や野菜、豆、乳製品…など食材の宝庫。「和みの風」で使用している野菜は、主に30年もの間無農薬・有機肥料で頑張っているご近所の農家さんのものです。アスパラガスは生で食べられるほど新鮮でしかもとても甘いのです。作り手がそばにいるからこそ味わえる料理をと、日々メニューを考えています。
食物アレルギーのある方にも出来る限り対応しているのも特徴でしょうか。実は、6歳の長男は生後3ヶ月で食物アレルギーによるアトピー性皮膚炎と診断されました。食べられない物は卵、牛乳はもちろん小麦、米、イモ類、牛肉、鶏肉、タラのほか、加工品のほとんどは食べられませんでした。当然、毎日の食事も気を遣い、アワやヒエなどを主食におかずも大豆製品を中心にして作っていました。アレルゲンが含まれていると頬や関節などに発疹ができ、強いかゆみを生じてしまうのです。かゆみのため1時間おきに夜泣きをする生活が2年間続き夫婦ともに疲労困憊した時期もありました。
食物アレルギーの子供を持つ親は皆そうだと思いますが、外食がなかなか出来ないのも悩みです。私達がレストランに行く時はアレルギー用の米を持参して食べられるおかずをとりわけながら食べていましたが、それでも食事が出来るレストランは限られていました。
最近は社会にも理解され始め、アレルギーの方に対応して使われている食材が表示してあるレストランも増えました。しかし、旅行となるとなかなか難しいようです。
「和みの風」ではご相談の上、アレルギーのある方でも満足頂ける食事をお出ししますし、観光地先でも食事に困らないような情報をお伝えしております。
食物アレルギーがあっても旅行を楽しみたいという気持ちは皆同じです。そういった情報が簡単に手に入り、そういった方達も気軽に旅行できるような社会になったらいいですね。

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野菜の仕入れ先は変わっていまして、30年間無農薬の場所ではありません。
でも、近くの農家さんからの新鮮なお野菜を使っていますよ。

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