医療と福祉

バリアフリーという言葉

バリアフリー
身体障害者や高齢者が生活を営むうえで支障がないように、商品を作ったり建物を設計したりすること。また、そのように作られたもの。
岩波書店「広辞苑 第五版」より

もともとは建築用語みたいですね。
時折、バリアフリー=段差がない
という意味で使われる事があり、
「完全バリアフリーの建物です」
なんて、書いてある物件があったりします。
「それは違うでしょ」
と思ってしまいますが。
バリアは人それぞれ。
点字ブロック(床にある黄色いボツボツ)は
高齢者にとっては、つまづく原因にもなるし、
障害者用のトイレは、
視覚障害者にとっては広すぎて感覚がつかめない。
スロープだって、麻痺がある方にとっては、
バランスを崩しやすくかえって危険。
ユニバーサルデザインという言葉の方が、
しっくりくるんだけど、
あまり言葉にこだわるのもどうかと。
私達の宿は、完全バリアフリーではありません。
玄関には段差もあります。
(もちろん車椅子が入りやすいようにスロープもあります)
お客様が安心して、楽しく過ごせるように、
その方にあったおもてなしをしたいと思っています。
せっかく、お泊まりにいくのに手すりばっかりで
施設みたいだったらいやですものね。

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