利用者中心を再確認
今月もこちらのコラムを紹介します。
利用者中心を再確認
「宿を始める」と決めたのが6年前。当然のことながら様々な壁が待っていました。開業地はどこに、融資はどうするか等々。「夫婦とも看護師をやめるなんてもったいない」と言われることも多々ありました。しかし、看護師が宿を始めることに意味を見出し、応援してくれる方も。このコラムを読み、メールを送って下さる方もいらっしゃいました。多くの方に勇気づけられ、設計段階までこぎ着けましたが、家を建てること自体始めてなので、わからないことだらけ。ある日、工事の打合せで設計士さんより業種別に担当者の紹介を受けました。しかし、何をする人なのか、私にはさっぱりわかりません。打合せが始まると、専門用語が飛び交っており、私は「?」で過ごしていました。
そんな時、施工をお願いした大野建設(幕別町)の社長さんが、業者同士で話し合ってくれることを分かりやすく解説してくれたのです。この助けで、私も意見が言いやすくなり、活発にやり取りができたことを覚えています。
工事が今年6月に終了しました。自分が積極的に参加できたことにより、まずまず満足のいくものが出来たと思っています。
そんな中こんな事がふっと頭をよぎりました。
「サービス担当者会議中の利用者さんってこんな気持ちだったんだ…。」自分のために色々な人が集まってくれたけど、話の内容がわからず、自分は口を挟めない状態。
自分が介護支援専門員として会議を開く(※)時に、利用者さんの反応に気をつけていましたが、業者同士の会話を噛み砕いていたかと考えると、反省すべき部分がたくさんあります。主人公は利用者さんなのですから、常に中心に据えて会議を進めなくてはならないと改めて痛感しました。
利用者さんも担当者会議で自分を表現できれば、よりよいケアプランが生まれることでしょう。
そのために私達サービス事業所が考えるべき点は色々ある気がしました。
※介護支援専門員とはケアマネージャー(通称ケアマネ)の事です。ケアマネは利用者(在宅サービスを受ける人)について、介護サービスをどのように利用するかなど会議を開かなくてはならないのです。これをサービス担当者会議と呼びます。
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