昨年末受けた研修で紹介してもらった絵本。
とてもいい表現だったので、
すぐに買ってしまいました。
この本は明らかに「命」について語っているのに、
「死」という言葉を一度も使っていないんですね。
あえて「ゾウの国」に行くという表現をしています。
「おじいちゃんはね、
別の国に行かなくてはならないんだよ。」
「ずっと前に生きていた人たちは
みんなそこに行ったんだ。」
「死」というあまりにも直接的で、
鋭利な表現を避けた所に、この本の温かさを感じます。
小さな子供にもすっと入ってくる表現ですね。
さっそくうちの子供に読ませると、「おもしろかった」と。
「どこが?」と聞いても答えられませんでしたけどね。
「どうしてねずみさんは橋を直してあげられたんだろう?」
「わかんない。」
「もしねずみさんだったら、橋を直してあげる?」
「やだ。」
あたりまえの話ですが、
子供たちが十分に理解するのはまだまだ難しいようです。
ただ、この本を一緒に読む事が、
大切な人との別れを少しでも受け入れやすくできることに繋がるのではないかと思います。
お勧めですよ。