全国的に寒く、雪の降る日が多いですね。
十勝も例外ではなく、例年に比べ雪が多い様です。
広大な畑に雪が降り積もると、
まさに真っ白な世界でキレイ。
気持ちよ~く見ていると、
ある畑だけトラクターが入った跡があります。
実はこれ「雪割り」と呼ばれる作業。
じゃがいもを作った畑だけに行います。
じゃがいもを収穫する時にどうしても収穫しきれないイモがあるんですよね。
小さなものやこぼれ落ちてしまったものなど。
それが越冬して翌年、芽が出てしまうんです。
「輪作」と言って毎年作る作物を変えるので、
その越冬したじゃがいもが色々と悪さをしてしまうんです。
土の養分をとってしまったり、
病気を繁殖させてしまうということも。
これが「野良イモ」。
とてもやっかいなものみたいですよ。
この野良イモを凍らせて枯らすために雪割りという作業を行います。
雪が積もった状態だと土の温度が下がらずに凍らないからと。
私も知らなかったのですが、
この作業は最近始まったものだそうです。
以前は雪も少なく十分に寒かったので、
雪割りする必要がなかったとか。
こんな所でも温暖化の影響がある様ですね。
初めて聞いた時、
野良イモという表現に思わず笑ってしまった事を覚えています。
(追記)かぁちゃんはこの記事を見て野良イモを知ったそうです。
「早く畑仕事が出来る様にしているんだと思ってた…」と(笑)。