ロバ日記

修学旅行の高校生を受け入れる農村ホームスティって何?

冬になると、「もも」が庭に生えている草が食べられなくなるので、
毎年お世話になっている酪農家さんからロールを譲ってもらっています。

こちら酪農家さん、数年前から高校生の宿泊を受け入れています。
高校生といってもお友達という訳ではありません。
農家や酪農家、漁師さんのお宅に宿泊し、
その方たちが普段行なっている仕事を体験するという修学旅行があるんです。

目的は一言で言うと「食育」。
テレビや本を見るだけでは味わえない、生産者の生の生活を実体験して、
命の尊さや食への感謝を養おうという趣旨です。
「コーヒー牛乳は牛にコーヒーを飲ませて作る」という笑えない笑い話を
本気で信じている子供がいると聞きます。

私だって、畑の真ん中に住んでいますが、農家さんがどのように作物を作っているのか、
どのような事を考えて働いているのかなど知らない事がたくさんです。
例えばこんなお仕事。
この酪農家さんと関わって初めてこのような仕事があると知りました。

そんな自分たちが普段食べている食材が
どのように作られるのかというのをかいま見るだけでも、
このプロジェクトはすばらしいと思います。

実践しているのはこちら。

酪農家で例を挙げると、牛の乳搾りや子牛の世話はもちろんの事、
牛舎の掃除など重労働も体験します。
表面上の観光だけではないんですね。
たった1泊2日ですが、学生たちは普段接する事のない体験を通じて、
食材への見方や農家さんとの触れ合いなど、様々な感情を得ます。
関西の都会に住む子たちが主なので、
田舎や畑という環境はある意味カルチャーショックのようですね。
迎え入れる農家さんや漁師さんも若い学生と一緒に過ごすことで、有意義な時間となるようですよ。

テレビの番組になった事もあります。

そんな素晴らしい取り組みなのですが、一番の問題点は迎え入れる農家さんが増えないこと。
確かに迎え入れる側は大変なようです。
いくら普段の生活を見てもらいたいからと言って、何もしない訳ではありません。
家の掃除から始まり、食事の準備や体験してもらう作業の準備など
いろいろやるべき事は増えるでしょう。
そして、何より他人を迎え入れた事がないという気持ちのハードルが高いのだと思います。

ただ、先ほどのテレビを見ると、
一皮むけたように清々しい表情をしている子や
充実感と寂しさが入り交じって泣いている子たちも多く、
そのやりがいは農家さんにも十分感じて頂けると思いました。

「和みの風」のある清水町でも、
「観光をもっと」「交流人口を増やそう」といった取り組みがありますが、
農業や酪農が盛んなのですから、
こういった取り組みをもっとバックアップ出来たらいいと思います。
「本物を知る」、他にない立派な観光資源ですよね。

今自分が食べている物がどのようにして出来たのかを知る。
そんな経験が、これからの時代、とても大切なのかも知れません。

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