宿づくり、宿管理

なぜ宿を?2

前回より続きます)
そこで、考えたのが付添看護師。
「看護婦さんが一緒だったら、旅行するのになぁ」
と、新人看護師の頃患者さんに言われた言葉を思い出しました。
旅行に行きたくても行けない人がいるので、
看護師として旅行に付き添う仕事ならいいんじゃないかと
考えたのです。
そんな仕事ないと思ったので(実際にはあるのですが)、
自分で事務所を開こうかとまで考えました。
しかし、これもやめました。
がんばって事業が成功すればするほど、
自分が管理としての仕事が増えてしまうことに気がついたのです。
自分がその患者さんと一緒に旅行することが楽しくて
はじめた会社なのに、
どんどん現場から離れていってしまう。
まさに、看護師と同じですね。
また、再び将来について考えることが続きました。
今、考えればそんな仕事、
とても上手くいくとは思えないような気もしますが…。
ある時、ボーっとテレビを見ていました。
「そうか、一緒にいくのが無理なら、迎え入れればいいんだ。
ペンションならいいじゃない」
まさに、「ビビビッ」(古い…)って感じでした。
ペンションなら、脱サラの人もはじめるし、
お客様に患者さんがほとんどいなくたって、
健康な人が来ればやっていける。
妙に元気になって、一気に企画書を書き上げました。
実は、このとき妻は入院中。
手術が必要な病気であったのに、
私はこんな事を考えてました。
妻は「いいんじゃない」とすぐに返事してくれましたが、
「自分が病気なのにこの人は何考えてんだか」
って思ったでしょうね。
よく、「男のロマン」を追い続けるバカ夫に困り果てる妻、
という話をテレビなどで聞きますが、
それほど拒否なく賛同してくれたこと、
とても感謝しています。
ちなみに、うちの妻、結構変わり者みたいで。
かえってよかったみたいです。
こうして、宿を作るための準備が始まったのでした。
コメント(2件)
2007/12/19
かるちゃーぼっくす西内 @plala.or.jp
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素敵なご夫婦ですね・・・♪

突き動かされる~何かに、出会えるのにも
タイミングってあるんだなぁ~って感じています。

応援していま~すっ (*^-^)ニコ

2007/12/20
和みの風 @vectant.ne.jp
★”かるちゃーぼっくす西内さん
タイミング…
ほんとにそれはあると思いますね。
今回、建物を見つけられたのも良いタイミングだったと思います。
応援ありがとうございます。
無理せずこれからも頑張っていきたいと思います。

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