久しぶりに「宿の本棚」です。
今日はこちら。
いのちのおはなし 作・日野原重明 絵・村上康成
日野原先生は知っている方も多いと思いますが、
病院の現役の医師。
御歳98歳!。
医師には定年は無いんだぁ…という話は置いといて、
もう20年前より続けている授業を絵本にした物です。
とてもよく出来ていて、
このまま授業として使えるのではないかと思います。
命はどこにあると思いますか?
この質問に対して小学生の子供達は色々な答えを出しています。
しかし日野原先生はこう返します。
「いのちは、きみたちがもっている
時間であるといえますよ。」
血液を動かす心臓も大事。
考えることの出来る脳も大事。
でも命そのものはそれを自由に使える「時間」だというのです。
すごいですね。
こういう概念は全く考えていなかったので、
ある種衝撃を受けました。
そしてあとがきにこう残しています。
命である時間を自分のためだけだけでなく、
人のために使って下さいと。
もし見かける機会があれば是非読んで頂きたい本ですね。