十勝で観光するならば

十勝をドライブする時に気をつけてほしいポイントを5つ

十勝を観光するのにいい季節になりましたね。十勝をめぐるなら、車の利用をお勧めします。
JRもありますが、観光スポットが駅から遠く、バスも便数が少なく使いづらいからです。実際、多くの方が新千歳空港からレンタカーを借りて、楽しんでいますよ。フェリーの方も時折。今日はそんなドライバーの方へ、十勝を走る時の気をつけてほしいポイントをお伝えしようと思います。

ドライブプランに注意

出典:アドタイ(「北海道は大きい」 — 15都府県がすっぽり収まる広告に反響

一昔前「でっかいどお。北海道」というキャッチコピーがありました。こちらの地図を見れば、いかに北海道が大きいか分かって頂けると思います。多くの県がすっぽり。それは十勝も同じです。十勝地方は岐阜県とほぼ同じ大きさです。千葉県だったら2つ分、東京都だったら5つ分はいります…。

本州を走る感覚で旅行プランを作ると大変なことになります。なにせ、北海道は地図の縮尺が本州とは異なるので。
行きたい所を決めたら、しっかりと所要時間を調べましょう。今は本当に便利な時代で、スマホがあればかかる時間がすぐに分かります。

知床を出発して、その日の夜に当宿に宿泊といったプランは避けた方がいいですね。調べてみると5時間近くかかります。行けなくはないですが、移動ばかりになってしまいますよ。もちろん、移動を楽しむツーリングの方は除きます。

スピード出し過ぎに注意

道産子は全く気になりませんが、始めて北海道を走った方は、その道の広さに驚いたと思います。路肩にもう1台走れる程に。そして、どこまでも続くまっすぐな道。私も衝撃的でした。若い頃、始めて北海道を走った時の感動は今でも覚えています。

これだけ走りやすいとどうしても速度が出てしまいます。実際、まわりの車は速い速い。ちょっとした裏道は
高速道路並みのスピードです。

始めはびっくりするのですが、慣れとは恐ろしいものであっという間に自分も速くなっていました。

観光している際、ついついという方も…。そこで待っているのが、パトカーです。以前はそうでもなかったのですが、今は土日でもGWでも待ち受けています。捕まってしまうと、せっかくの旅行気分が台無しですよね。

地元の方はどこで待ち受けているか熟知しているので、うまく減速します。白いはんぺん状の自動速度取り締まり機(オービス)もしっかり減速。「帯広ナンバー」の後ろを走ると、より安全なのかもしれませんが、覆面パトカーもいるので、前に車がいるからと言って安心は出来ませんね。「気がついたら、後ろに警察が…」なんて事も、よくある話です。

取り締まりにあわなくても、事故を起こしてはそれこそ旅行どころではありません。路面状況に合わせた安全運転が一番です。周囲の車にあわせると、どうしてもスピードが出やすくなってしまいがちですが、十分注意して、安全運転でお願いしたいと思います。

「止まれ看板」に注意

赤い三角の標識、「止まれ」。私は十勝に来るまで何年も車を走らせていましたが、「止まれ」の看板で取り締まりをしているのを見た事がありませんでした。

こんな路地の交差点ですが、一時停止看板を無視すると、道路の左側でしっかりパトカーが待っています。もちろん減速はするでしょうが、しっかりタイヤが止まらないとだめなんですよね。路地だけではありません。踏切の一時停止も同様です。

以前、帯広広尾自動車道の帯広川西I.C.を降りたT字路で一時停止の取り締まりをしていました。ここは信号が無いので、危険なんですね。ただ、パトカーが隠れられる木々が伐採されたので、一切来なくなりました…。

パトカーがいないから大丈夫ではなく、いてもいなくてもしっかりと一時停止して安全を確認する事をお勧めします。

動物に注意

一昔前に熊出没注意看板も流行りましたね。あれは観光客用のお土産と思われるかもしれませんが、実際に使われている物です。まぁ、そうそう熊に逢える事もないと思いますが。

道路を横切る動物と言えば、猫が思いつくでしょうが北海道は多様です。まずは鹿。特に夜の山道を走ると、結構な頻度で鹿に出会います。目が反射してお互い気がつくのですが、鹿があわてて走ると、アスファルトを滑り前に進まなくなるのです。時には転んでしまう鹿も。鹿もびっくり、ドライバーもびっくり、となります。

鹿以外にも、リスやキツネなども横切ります。最近はアライグマも増えているそうなので気をつけた方がいいですよ。しかも彼らは夜行性。見通しの悪い夜道を走ると、突然目の前に現れるので注意が必要です。やっぱり速度は控えめに…。

睡魔に注意

どこまでもまっすぐで走りやすい道ですが、逆に言うと同じ景色が続きます。旅行疲れもあってついうとうと…。スピードも出やすいので、いねむり運転は非常に危険です。早めの休憩がお勧め。

ガムを食べたりや歌を歌ったりと何らかの刺激で目を覚ますようにして下さい。どうしても眠い時はちょっとした仮眠もいいですよね。

助手席の方は「眠そうだけど大丈夫?」と聞くのもいいのですが、「あそこに寄り道したい!」や「トイレに行きたい」とさりげなく休憩を勧める方が、スムーズかもしれませんね。

安全に家まで帰って、始めてすばらしい思い出になります。無事故無違反で楽しい旅をお過ごし下さい!

関連記事

TOP