十勝で観光するならば

十勝の畑はみんな同じ作物を作っているの?

よく頂くご質問。

すぐそこの畑の作物は何ですか?

「和みの風」は畑の真ん中にあるので、すぐそばが畑です。
畑ですから、いろいろな作物が育っています。
目立つ畑としては小麦、ジャガイモ、大豆、ビート、デントコーンなどですね。
細かく見ると白菜やブロッコリー、アスパラガスなどいろいろ。

デントコーンとは牛の飼料として使うトウモロコシです。

十勝のほとんどがこの作物かと言うと
これまた全然違うのです。
隣町の芽室町はタマネギ畑を目にします。
ネギもありますね。
北側の新得町は
そばの産地として有名ですね。
鹿追町のそばも頑張っています。
一方「和みの風」のある清水町で
タマネギやそばは
あまり見た事がありません。

どうして、同じ十勝なのに作物が違うのでしょうか。
農家さんの戦略というのもあるかもしれませんが、
やはり土などの環境がその作物にあっているかどうかみたいです。

例えば帯広で有名になったのが長芋やごぼう。
長芋は「川西那長いも」といって台湾などに輸出される程になりました。
こういった長い作物は畑に石があっては作ることが出来ません。
すぐに曲がってしまうので、長芋の場合1.5mは石がない状態が必要との事。
もちろん元々全く石がなかった訳ではないでしょうから、
いろいろ土壌改良を重ねてきた結果なのでしょうね。

残念ながら、清水町はかなり石が多い地域みたいです。
近所の農家さんは「石がなければ最高の土地なのに」と言っておりました。
実際、土自体の栄養はかなり豊富で、
そのおかげでここ「清水町人舞」は種芋を作る畑が密集しています。
皆さんもご存知の通り、ジャガイモは種ではなく芋から作りますので、
その種芋を作るための畑なんです。
じゃがいもを作るためには必需品なので高く売れますが、
その分、いろいろと規制があり作るのも大変だそう。

一方、そばはやせた土地でも良く育つそうで、
新得などでは良く作られている作物と言われています。

畑の周りを走ってみたら、どんな作物を作っているか注目してみるのもいいですね。
時には車を降りてじっくり見てみるのも、勉強になるかもしれません。
ただし、畑には入らないで下さいね。
畑は農家さんにとって大切な場所。
万一、病気など持ち込んだらとても大変なことになりますので。

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