こちらでご紹介したご夫婦、奥さんになる方は美術の先生。
食事も終わりゆったりとお話をしていると、
絵についてこんなお話が。
「富良野はあまり絵に向かない風景なんですよ」と。
……?
今イチピンと来ていない私。
「いい写真が撮れる風景では、
あまりいい絵は描けないんですよ」と続きます。
その点十勝はいい絵になるとの事。
つまり、
写真を撮るのにいい風景と、
絵を描くのにいい風景は違うとの事なんです。
(で、いいんですよね?)
同じきれいな風景を残すということでも、
写真か絵画かという手段の違いで、
求める題材が違うという事に驚きました。
考えてみれば、
富良野周辺には写真の美術館がたくさんあります。
絵画の美術館はそれ程でもないような。
逆に、十勝の風景は写真で見るよりも、
油絵等で描かれたものの方がよく見ます。
美術館もしかり。
富良野周辺は丘だったり、
花のコントラストだったりが魅力的ですね。
そういったものの描写は写真の方がより良く、
十勝の様な広大な大地を表現するには、
絵画の方が人を引きつけるのかもしれません。
妙に納得してしまいました。
お宿のつくり
お部屋やホールなど、木の温もりを感じられる時間のために