十勝で観光するならば

十勝平野の見晴らしと雲海が同時に楽しめるおすすめの穴場をご紹介!

前回、日勝峠展望台をご紹介しました。日勝峠はよく知られているものの、雲海スポットととしてはあまり知られていないですね。気象条件がそろえば、壮大な雲海を楽しむことが出来ます。今日はさらに上を行く雲海スポットをご紹介したいと思います。

どこに行ったら見える?

場所で言うと「日勝峠園地展望台」となります。ただ、この場所は地元の方でもほとんど知られていない場所。
清水町の境界線を越えているので正確には日高町になります。

前回のように駐車場からすぐ絶景…という訳には行きません。短時間ですが登山道を歩くので、歩くのが大変な高齢者には残念ながら難しいかもしれません。

前回同様、日勝峠を登ります。頂上に日勝トンネルがあるのでそこも超えて日高町に入ります。トンネルを出たらすぐに右斜め手前に入る道がありますがそこはスルー。その次の右斜め手前に入る道を入ります。こちらの写真を参考にして下さい。トンネルを出てすぐの道は、行き止まりになっているのでお間違いないよう。

その砂利道を登る事3分。開けた場所に到着します。そこには木製の展望台がありますが、ここも老朽化のため残念ながら使用禁止です。でも、安心して下さい。もっと眺望のいい場所にこれから行きますから。

この坂を登るの?

展望台の左側に登山道のような入り口があります。砂利が敷いてあり、歩きやすくはなっているのですが結構な坂道です。サンダルやヒールの高い靴は厳禁です。しっかりと履き慣れた靴で登りましょう。

こちらのように鹿に逢える事も…。鹿ならいいのですが熊がいないとも限らないので、ラジオや声を出しながら登るとよいでしょう。当宿から行かれる方は熊よけの鈴もお貸ししますよ。途中の倒木を見ているとまさに登山、高山植物もきれいに花を咲かせてくれます。

ご存知とは思いますが、こんな可憐な花達を摘み取らないようにして下さいね。登山道以外の場所に入らないのも厳守です。すばらしい姿をそのままに守るために重要な事ですよ。

頑張って歩くとゴールはもうすぐです。大体、200m前後でしょうか。坂道と言っても10分程なのでゆっくりくれば大丈夫だと思います。ここを超えたらすばらしい景色が!

お疲れさまでした〜!

そこは別世界

目の前には大パノラマが待っています。正直、この写真ではその迫力を十分にお伝え出来ないと思います。

雲の白と空の青さと森の緑。そのコントラストがすばらしいです。心地よい風と小鳥達のさえずりがとてもさわやか。

しばしうっとり…。

こんなにすばらしい景色はいつ見れる?

雲海発生にはいろいろ条件があります。前回にご紹介したように本家トマムが提供している雲海予報も多少参考になるでしょう。

でも、そんな事は気にしなくていいと思います。チェックするのは十勝の天気と山頂カメラ。

十勝が曇りで山頂カメラが晴れていれば、ほぼ間違いないく雲海が見られます。9合目が晴れていても、山頂が曇っている時があります。そんな時はちょっと難しいようです。霧の中に入ってしまうと視界がとても悪いので…。ただ、9合目が晴れている場合は、日勝峠展望台から楽しめるかもしれません。

実は、この山頂で見られる雲海は、早朝だけでもないようです。お昼前まで楽しめる時もありました。高低差が大きいためなのか、十勝平野が広すぎるからなのかは分かりませんが、まめに天気をチェックすれば、見られるタイミングも多いのではないでしょうか。

運良く感動の景色に巡り会えるかは天気次第。是非、この景色をご自分の眼で確かめて下さい。くれぐれも登山道を荒らさないようにお願いしますね!

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