先日こちらで書いたカヌー体験。一緒にちょっとだけですがハイキングも楽しみました。
カヌーを岸に着けて森の中を歩きます。そこは登山道になっていて歩きやすくなっています。「ボレアルフォレスト」の方が山の中の草や花、環境についていろいろ教えてくれます。
こんな花達がひっそりと咲いていました。名前を教えてもらったのですが、やっぱり覚えられず…。今度はガイドブック持参でしょうかね。
この芽、分かります?松の芽なのだそうですが、生えている所が枯れて倒れた木の上なんです(Topの写真)。木がたくさんの種を振りまいても、笹等の下草に光を遮られて伸びてこられるのはほんのわずか。その点、朽ちた木の上であれば光を十分に受けられるので、成長しやすくなると。
また、朽ちた木が適度な水分を保っているし、今まで生えていた木がなくなっているので、そこだけぽっかり穴が空き、光が入りやすくなっているのも、育ちやすい環境の一因とか。これを「倒木更新」というのだそうです。
そしてこちらは「風穴」。然別湖周辺は岩場が多いんだそうです。山の上から岩場が続いているので、空気が流れ込みやすいと。頂上付近の冷たい空気がその岩の隙間を通って流れてくるんですって。だから、この穴に手をかざすと冷たい風が吹いてきます。そして、この冷たい空気があるからこそ、ナキウサギが生息できるそうです。運がよければ「ピキッ」という鳴き声が聞こえるとか。ただ歩くだけならただの山ですが、ガイドさんがいるとまた景色が違って見えますね。非常に有意義な時間でした。