和みの風旅行相談室

こんなお客さんにも来てほしい その2

私は以前、東札幌病院という所で働いていました。
この病院はちょっとしたことで有名です。
それは緩和ケア病棟(ホスピス)があるということ。
なぜかはわかりませんが、
「死」というものに興味を持ち始め、いつかは緩和ケア病棟で働きたいと感じていました。
それがたまたま、札幌にあるこの病院に就職できることとなり、
東京から北海道への移住が決まったのです。

自分やもしくは自分の家族が亡くなるかも知れないとわかったとき、どういう反応をするでしょうか。
当然受け入れられるわけはありません。
そんな人は滅多にいません。
家族、そしてその周囲を巻き込んで、悩み、苦しみ、つらい日々が始まります。
でも、人間って強いものですね。
そういう現状になっても、
しっかりと適応して次のことを考えられるようになるんです。
お互いがお互いのことを考えすぎて、こじれてしまうことも多いのですが、
みんなそれぞれの方法で過ごしていく。
そういう時間があることって、とても大切なことだと思います。
「旅行したい」って、思うのも自然なことでしょう。
つらい症状がありながらも、是非行きたいって思う気持ち。
わたしは、こういった方達の声に是非答えたいと思います。

決して、施設のようになるのではなく、
自然に、普通の宿として。
ただ、ちょっと配慮もします。
もし、そういう方をご存知でしたら、是非ご紹介ください。
出来るだけ協力させていただきたいと思っています。
よろしくお願いします。

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