突然立てなくなったロバの「さくら」。
この日はすぐに立つことが出来ましたが、
昨日再び立てなくなっていました。
3年前の悪夢、再来か?
さくらはかなり重いので、
いつもお世話になっている酪農家さんに力を借りました。
しかし立とうとしないので、獣医さん診てもらった方がいいと。
「肺炎とかもあるしね…」
「肺炎?」
人の肺炎はしょっちゅう見ていますが、
ロバも肺炎を起こすんですね…。
考えてみれば当たり前ですが(笑)。
体温を測ることになりましたが、ロバの平熱がわからない…。
「牛は38℃くらいだけどなぁ。」
どこで測るのかすらわからない私。
「直腸で…」
そうですよね、脇の下で測るわけないですよね(笑)。
結果、35.5℃。
うまく測れていなかったみたいと…。
肺の音を聞いてみようと、聴診器をあててみました。
ロバの肺ってどこだろう…?
とりあえず聞いて見ると、それらしい音がします。
音はクリアーで悪くない感じ。
何ともいえないので、夕方来る獣医さんを待つ事に。
それまでは、餌をあげて保温をして適度に体の向きを変えてあげます。
脱腸もするのでちょっと戻してあげたり。
3年前にも同じ事してたな…。
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夕方、再度体の向きを変えようとすると、
足の動きがちょっと良くなっている様でした。
頑張って手伝うと、何と立つ事が出来たのです。
寝ている時間が長ければ長い程、
筋力が低下したりしびれたりして立ち上がれなくなってしまいます。
今日中に立てなかったら、ほんとにだめかなぁと思っていたので、
半泣きになるほど嬉しかったです。
そして獣医さん到着。
熱は37.6℃、脈拍80程度。
肺音もあまりよくないと。
抗生物質とステロイドを注射してくれました。
注射は首に筋肉注射。
しかも18Gのピンク針!
(わかる人にはわかりますね。)
ロバの平熱は36.5℃程度、
つまり人間とほぼ同じだそうです。
脈の正常値は50前後なので、結構速い脈。
抗生物質はカナマイシンを使っていました。
注射器などは人間用ですが、薬は体重がある分人間のよりもやや濃いのだそう。
本当に助かりました。
再び涙が出そうになりました。
まだまだ寒い日は続きますが、
これで元気になってほしいです。
ほんとに。
ロバの介護生活は心身ともにつらいです。
ちなみにロバ(馬)の肺は
第二肋骨よりも頭側だそう。
体温計は昔ながらの水銀ではなく
動物用の電子体温計があるんですって。
知らない事がいっぱいだなぁ~。