宿づくり、宿管理

十勝を選んで良かった

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今日は再びこちらのコラムから

十勝を選んで良かった
「どうして北海道の十勝に宿を作ったのですか?」よくお客様に質問されます。私達夫婦は丘の多い富良野や美瑛が大好きです。もちろんここでの開業も考えましたが、宿は既に飽和状態。知床に近い女満別に、とも考えましたが、札幌からは遠く移動が困難。そこで出てきたのが十勝です。
でも、実際にここで開業してみてその素晴らしさは想像以上でした。まずは大自然。北海道らしい土地と言われるようにとても雄大で、空が広い。牛がのんびり草を食み、広大な畑でトラクターが忙しそうに動いています。ドライブするだけでも、その気持ち良さを感じられます。
そして食。何と言っても新鮮な野菜が豊富です。宿の食事では、特にアスパラが大人気。太さといい、色といい、皆さん驚かれます。チーズ等の乳製品、豆類、豚丼、スイーツ等々。
そして2011年に道東道が全て開通すると、札幌からは2時間半で宿へ到着します。丘や花畑の綺麗な富良野へも1時間半です。
お客様の中にも「北海道には来たけど、十勝は始めて」と、言われるお客様が多いですが、同時にその魅力にも大変感激されるようです。ゆったりとした時間の流れの中、日常生活からかけ離れた世界を感じることで、人生観や考え方が変わったと言われる方も。ちょっとした旅行であっても、その後の生き方に変化がもたらされることを、お客様の声を通して実感出来たことも、宿をはじめて嬉しかったことの一つです。
私達がこの地に移住し、強く感じたのは、「自然や人との繋がりの濃さ」です。春はめきめきと成長する草木の芽吹きに感動し、秋には、収穫の喜びを近隣農家さんと一緒に感じます。外仕事中に一息ついた時等、自然の移り変わりや自然との一体感を感じられます。周囲の方達は皆温かく、助け合い、そして支えあって生活しています。
この様な大自然とその恵み、そして人間関係の中で、私達はまだまだ知らない魅力に出会える可能性にわくわくしている毎日です。

本当につくづく良かったと思いますよ。
観光として考えてもまだまだ資源が眠っていて、
これからの可能性をたくさん秘めていると思います。
道東道が開通したら…、
楽しみだなぁ。

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