医療と福祉

非日常を味わう

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今日はこちらのコラムから。

非日常を味わう幸せ
旅を楽しむための要素として、「非日常」を感じることが挙げられると思います。知らない土地に行き、おいしい物を食べることももちろん「非日常」ですが、忙しく毎日を過ごす空間から離れ、習慣となっていることをしないだけでも、新鮮な気持ちになるのではないでしょうか。
「和みの風」では、旅の中での「非日常」を感じて頂きたいという思いからテレビを置いていません。当たり前のように映っているテレビが視界に入らないだけでも、普段と違う世界を感じられるはずです。中には寂しさを訴える方もいらっしゃいますが、「息子とゆっくり遊ぶことが出来た」「夫婦で会話を楽しむ事が出来た」「無でいられた」などといった感想を頂きます。
また、ホールや部屋には時計がありません。「時間が止まっているようだった」というお言葉は私達にとって、とてもありがたい感想だと考えています。忙しい毎日の中で、いつもと違った「時間」というプレゼントはとても喜んで頂けるようです。この様に、テレビや時計がないだけでも、普段と違う時間の使い方・感じ方が出来るのです。
ふと窓の外に目を移すと、のんびり草を食むロバがいます。このロバ、本当に穏やかです。なでることも、間近でえさをあげることも出来ます。特にお子様にはとても喜んで頂ける「非日常」の1つなのです。いつもと違う何かにふれることが、気持ちの変化をもたらしてくれます。
情報が洪水のようにあふれ、何が大切なのかが分かりにくいこの時代。あえて情報を遮断するのも手軽に味わえる「非日常」ではないでしょうか。旅行しないまでも、テレビを消してみたり、時間を気にせず何かに集中したりすることだけでも違うはずです。習慣となっていることを、ちょっと置いておく。そこには意識が必要ですが、そんな努力で生まれるものからも、小さな幸せを見つけられるかもしれないと考えています。

学生時代、
「テレビを消すことから始めよう」
と、見たい番組だけを見ることにしました。
それ以来、時間を有効に使いやすくなったような気がします。
私は、テレビがついているとすぐに見入ってしまうからですね。
気にせず物事に集中できるかぁちゃんは、
テレビはBGMがわりです。

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