医療と福祉

「そんな誰かのきっかけになりたいと思ったから」

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結構前になるのですが、紙おむつのチラシが入っていました。
リリーフ「まるで下着」という商品です。
チェアスキーで活躍されている方がインタビューを受けています。
紙おむつは「洗濯するかしないかだけの問題」と。
発想の転換ですよね。
チラシより。

 何とかおむつをはかずに頑張ろうとする後輩たちには、迷わず「とにかく一度使ってみようよ」ってすすめます。「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」が、障がい者スポーツの精神なんですけど、これって、人生にも通じることだと思うんです。~中略~
おむつに抵抗があるのは、僕自身もそうだったから、よくわかります。だからこそ、背中を押してくれる、誰かが必要じゃないかと思うんです。僕たちがこうしてカミングアウトしているのも、そんな誰かの「きっかけ」になりたいから。同じよう思いを経験した僕らなら、同じ立場から、「一緒にはこう」って誘えると思ったから。

画像おむつに対して
「こんなものをはくようになったら
人生終わりだ」
という言葉を聞く事があります。
それもその人の価値観ですよね。

やはり「赤ちゃんがはくもの」
という概念が抜けないのも事実。
その上で、こうやって告白した
お二方の勇気が素晴らしいと思います。
今まで困難を乗り越えてきた方達だからこそ、その言葉には力があります。
このチラシで救われる方も多いのではないでしょうか。
ただ、この言葉をすんなり受け入れられるかは、タイミングも重要ですよね。
まだ障害を負って間もない方に、いくら説明してもそれは難しいと思います。
「いかにして受け入れるか」、それには時間も必要です。

そして、その時間は人それぞれ。
押し付けでは何も生まれません。
体に受けた傷と心にも受けた傷、どちらも見守ることが必要なんだと思います。
いつか前向きになれることを信じて。

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