ロバが病気になった時、獣医さんに治療をしてもらいます。
ロバを飼い始めて今まで3人の獣医さんと関わってきました。
3人の獣医さんに、共通して言えること。
それはロバ、そして飼い主である私達に対して、
とても親身になって考えてくれているということ。
病気のロバを気にして、
仕事の合間を見て様をを見てくれたり、
「くるみ」が回復の見込みが難しいと判断された時、
非常に言葉を選んで、私達の心情を汲み取るように説明してくれました。
獣医さんは間違いなく動物が好きなんだと思います。
だからこそ、飼い主の気持ちもよく分かるんでしょうね。
動物が嫌いだったら獣医になんてなろうと思いませんから。
一方、対人間つまり医師を見てみます。
もちろん、人間が好きで病気を治してあげたいと思って
医師を目指す人も多いでしょう。
しかし、残念ながらそれだけではないのです。
親が医師だった為、それしか選択肢がなかった人もいます。
たまたま頭が良かった為、
人に勧められて医師になった人も少なくはないのです。
そういう人だって実際に医師になれば、
気持ちを汲み取って素晴らしい治療が出来る人もいるでしょう。
でも、やっぱりそれだけじゃないよな~と思ってしまいます。
経営の為、ひたすら薬をたくさん処方する医師、
自分の思い通りにならないとすぐに感情的なってしまう医師、
患者や家族の気持ちなど考えてもいないかの様な対応をする医師…。
仕事上、色々な医師と関わってきましたが、
出発点から違うんじゃないかと思わずにはいられません。
以前紹介した、「銀の匙」。
ここに獣医師と医師の決定的な違いを見ることが出来ました。
それは、
「殺れるかどうか。」
獣医師は諸々の事情により、安楽死させなければいけない事もあるのです。
実際、それができなくて獣医師を諦める方もいるとか。
「誰もやりたくはない事」をかって出なくてはならない事もあるのです。
軽い気持ちではとても出来ない事だと思います。
医師もそういう場に立ち会う研修があったら、
また何か変わるのではないかと思うくらいです。
それだけ、獣医師さんとの関わりに感銘を受けたんですよね。
もう少し医師の方も変わってほしいなぁと思うのは、私だけではないですよね。
愚痴だけでは何も変わらないのは重々承知の上ですが…。
お宿のつくり
お部屋やホールなど、木の温もりを感じられる時間のために